省エネリフォーム
省エネリフォームのポイント
省エネリフォームには、“建物の断熱性を上げる”ものと、給湯や空調・照明など“住宅設備機器を省エネ性能の向上したものに交換”する方法があります。
1.建物の断熱性を上げる
断熱材
「暑さ」や「寒さ」は、壁や屋根、窓などといった箇所の断熱性能によって変わります。特に、古い建物などでは断熱材が入っていないことが多く見受けられます。
“断熱材”を入れる工事は壁や天井・床を剥がしての大掛かりなものとなりますので、間取り変更や増築、耐震補強工事など他のリフォームを行う際に一緒に行うことをお薦めします。
窓・玄関ドア
窓への断熱対策はしっかりできていても、玄関は盲点となりがちです。とはいえ簡単な工事で熱の出入りを抑えられる箇所でもありますので、必ず工事をお薦めします。
窓や玄関ドアは断熱性に配慮した製品が多数出ています。冬は暖かく・夏は涼しくすることができ、電気代や灯油代の節約につながりやすい箇所になります。
2.省エネ設備への交換
家庭の中でもっとも多くのエネルギーの消費量が高いのが“給湯”です。
“給湯”設備は暮らしに不可欠なものであるだけに、熱効率の高い設備に交換することで住宅全体の省エネに貢献することができます。
省エネ給湯機器
エコキュート
省エネ型の電気温水器です。原理がエアコンと同じなので、通常の電気温水器と比べても格段に省エネとなっています。
エコジョーズ
通常の給湯器では排ガスとして捨てられていた熱を再利用し、効率を高めたガス給湯器です。省エネ効果の大きさに比べて、通常のガス給湯器と価格に大きな差が無いところが魅力的です。
その他
節水型のシャワー
使用する水量が減るため水道料金が削減できます。また、給湯器のガス代の節減効果も期待できます。
LED照明
年々進化しているLED照明。最新のLED照明は初期のものと比べて消費電力が半分ほどに低くなってきています。
太陽光発電
電力の買取価格は減少傾向にあるものの、太陽光発電システム自体の価格も下がってきていますので、光熱費を抑えられる省エネ設備としての魅力は依然高い状態にあります。
また、市町村によっては補助金を設定している場合もあり、こちらも魅力のひとつです。